環境機器株式会社さん主催のPCOセミナーに、スキルアップのため参加しました。
弊社としては恒例参加のセミナーになっています。
今回も種々のテーマがありますが、『カラス類の生活史と行動』がとても興味深かったです。講師は、東京総合研究博物館の松原始先生でした。
いろいろとありましたが、特におもしろかった内容は、
①カラスは都市部のゴミを主食(依存度が高い)
→ゴミ対策はとても有効
②夫婦でペアを組む時期とそうでない時期で行動が変わる
→ペアの時期の春頃は警戒心が強く人を驚かすことがある
③危害を加えられると、相手を服装で覚え、場合によっては顔も覚える
→賢いが、よく言われるように意図的に意地悪をするということはない
などです。
一貫していたのは、必ずしもカラスは「悪役」というわけではなく、彼らなりの生活スタイルがまずあり、それを踏まえたうえで人が(バッティングしないようにうまく避けるような方法で)どう付き合うかという視点が勉強になりました。
あわせて、薬剤の性質や特徴を踏まえた、より効果的な施工方法についても、環境機器の技術コンサルタントの方々からレクチャーがありました。
毎回異なるテーマで興味が湧きますが、実務の話は再確認にもなり参考になりました。次回は来年ですね。
<今回のセミナー内容>
- 「カラス類の生活史と行動」
講師:東大総合研究博物館 IMT研究部門 松原 始 - 「カラスに対する防鳥忌避剤「バードフリー」の施工事例」
講師:環境機器(株)技術コンサルタント - 「ココには大丈夫?色んな場所で試してみました薬剤の効果」
講師:環境機器(株)チーフ技術コンサルタント 菅野 格朗 - 「住宅市場の現在と白蟻防除ビジネスの進化」
講師:環境機器(株)片山 淳一郎 - 「現場の常識非常識!?シロアリの生態や防除に関する誤認と正しい理解」
講師:環境機器(株)技術コンサルタント 川端 健人